入稿データは必ずCMYKカラーモードに指定して作成ください。
ビットマップイメージがあるデータの場合、ビットマップイメージの解像度はCMYKカラーモードの300dpi以上にしてください。ビットマップイメージの解像度が低い場合、そのまま印刷しますとモザイク状の荒い画像になっ てしまいます。
また、RGBカラーモードのビットマップイメージを使用しますと、色変化が起きる可能性がありますので、必ずCMYKカラーモードで作成をお願いします。
CMYK(色の三原色)カラー 「C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)」
これらは色を混ぜるほど明度が下がり、理論上は黒色に近づいていくため『減法混色』と言われています。
理論上と書いたのには訳があり、実際にはどんどん濁った灰色になっていくのですが、一般的にイメージする『黒色』にはなってくれません。 プロセスカラー印刷では、黒の部分を引き締めるために、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)にブラック(K)のインキを追加したCMYKのカラーモードになり、フルカラーを表現しています。
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RGB(光の三原色)カラー 「R(赤)・G(緑)・B(青)」
これらは色を混ぜるほど明るくなり、白色に近づいていくため『加法混色』と言われています。
光の三原色の合成により画面に色を表現する方式でPCのモニターやデジカメ、スキャナなどは、このRGBカラーで色が表現されています。
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CMYKとRGBの違い
モニター上の色(RGB)と印刷物の色(CMYK)は違って表現されます。
モニターと印刷物は色の表現モードが異なる故にいくら良いモニターでも印刷色を正確に合わせることは難しく、いくら印刷が得意な会社でも画面上の色とを合わせることができません。
RGBとCMYKは再現できる色の領域(色空間・カラースペース)が異なります。 ( 色相範囲 : RGB 0 ~ 255 、CMY 0 ~ 100 )
右側の色度図を見るとRGBでは再現可能であってもCMYKでは再現できない領域があります。
そのためRGBで作成されたデータをそのまま印刷すると、再現できない領域が最も近い色に置き換えられ、全体的にくすんだ色味になってしまいます。
CIExy色度図におけるsRGB(三角形の内側)とCMY(白線の内側)の範囲 ▶
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同じ色を比べて見ますと
上記でご案内いたしましたとおりRGBとCMYKでは、色味が全く異なります。
一言でお伝えすると、異なる属性のカラー方式のため、モニターと、印刷物の色は異なり、印刷物の色は濁って見えるようになります。
実際にモニターで表示される色をプリンターで出力して比較すると、プリンターのモデル及びインキの種類・紙の材質によって、モニター上の画面と比べて色差が出ることが確認できると思います。
プリンターはRGB色でプリントされるにもかかわらず画面色と違うということはCMYK色である印刷物の色とはもっと違いが出てきます。
また、別のモニターで見ても同じ色が全部違って見えます。 これは個々のパソコンによって設定した色が違なるからです。
印刷は非常に敏感です。
同じデータでも、
今日印刷するもの /
明日印刷するもの /
雨の日に印刷するもの /
晴れの日に印刷するもの /
独自に印刷する独版 /
共同で印刷するもの /
共同で印刷する際の真ん中にあるもの /
共同で印刷する際の端にあるもの
それぞれの条件で印刷色に影響があります。
自分の希望する色と最大限合わせるためには、 正確な数字のカラー指定+色サンプル+特色印刷+独版印刷などの条件を満たせば、なんとか一番近い色を出すことができます。
また、YMcardでは、多数の商品を共同で印刷する合版印刷(付け合わせ印刷)を採用しています。多くの印刷物と一緒に印刷するため、指定した色と一致しない場合がございます。ご理解いただいてからの注文をお願いしております。
お客様のご希望の色、画面上で見た色と一致させることは出来ませんが、YMcardでは多彩なデザイン、高いクオリティな印刷物を提供できるよう努力してまいります。
* 同じデータで印刷しても印刷される度に仕上がりが異なることもあります。
以前の仕上がりの色と比較では無く、必ずカラーチャートのご指定されたCMYKの各10%+-範囲で確認して下さい。
お客様のオーダメイド製品となっておる故に、上記の印刷色に関しては返金、彫り直しなどは一切ご対応ができかねますのでご了承の上御注文をお願い申しあげます。
不安定な配色に注意!
CMYKまたはCMYの組み合わせで配色した色は発色が不安定となります。そのため、商品により色の差が出やすくなる原因となってご希望の色が出ない恐れがあります。
特に茶色・赤茶色・紺色・しゅう色・深緑・うぐいす色・黄土色・灰色などはご注意ください!
ご希望の色が出ない恐れが高い場合
・近い比率の色相のCMYKの3色使い、4色使いされた場合
・CMYKの値が小数点まである場合
・CMYKの全部混ざった黒色の場合
(ピントがズレた場合他の色が出る恐れがあります。)
印刷の際の色について
同じ色で濃度差がある場合は、濃度差が狭いほど印刷トラブルになる恐れがあります。最低20%以上の濃度差をおすすめいたします。
CMYKを混ぜた色はCMYK合計濃度差10%以下の場合は印刷トラブルになる恐れがあります。
背景 K100 / パタン K95
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背景 K100 / パタン K90
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背景 K100 / パタン K80
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CMYK全てが混ぜて作られた色の方は、期待とおりの色とは全く違う色で表現される場合があります。CMYK4混色の場合、仕上がり色が10~15%ぐらいの濃度差が発生する場合もあります。
印刷物が仕上がった際、入稿データより少し濃く(+5%~10%)または、少し薄く(-5%~10%)印刷される可能性がございます。
C40 M40 Y40 K0 作成したカラー
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C30 M40 Y40 K0 Cのみ10%薄く出た場合
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C40 M30 Y40 K0 Mのみ10%薄く出た場合
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C40 M40 Y30 K0 Yのみ10%薄く出た場合
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C50 M40 Y40 K0 Cのみ10%濃く出た場合
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C40 M50 Y40 K0 Mのみ10%濃く出た場合
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C40 M40 Y50 K0 Yのみ10%濃く出た場合
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例として、同じデータで2回に分けて印刷をし、
1回目に印刷した時には少し濃く印刷され、
2回目は印刷した時に少し薄く印刷されたとしますと、
その差は10~20%になります。
3回目に印刷する際は、1.2回目のように(濃く・薄く)出たりと色味の変化が出る可能性があります。
印刷環境の微妙な変化によって印刷の色が変わる可能性があることをご了承ください。
YMcardでは、上記の差異が生じることをご理解いただいた上での注文受付とさせていただいております。
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