印刷の基礎知識と印刷データ作成のための基本的な注意点をご紹介!
オフセット印刷とは?
オフセット印刷は、版から直接印刷するのではなく媒介物を介して印刷する現在の印刷方式の主流として用いられる平版印刷方式の一つです。
ちなみに、「オフセット印刷」という名称の由来は、刷版についたインキをいったん剥して(OFF)ブランケットに移し、そのブランケットを介して印刷用紙に転写する(SET)ことによって印刷する方式(OFF-SET)でインキと水を交互に与えて印刷します。
印刷機の仕組みとしては、版胴と呼ばれる部分に版が巻き付けてあり、そこへインキと湿し水が供給されていきます。
水(湿し水)と油(インキ)との反撥し合う性質を利用し、インキがつく部分とインキがつかない部分を分けています。版とブランケットが接触し、ブランケットに転写されたインキが、用紙へと印刷されていきます。
版が直接紙に触れないことから胴の磨耗が少なく、非常に鮮明な印刷が可能です。さらに、大量部数の印刷も、短時間でスピーディに仕上がります。
弊社では従来より全てのオフセット印刷物を高精細印刷にてお届けしています。
オフセット印刷作業の流れ
オフセット印刷商品は、DTP制作(デザイン・版下制作)、製版作業、印刷作業、加工作業を経て、お客様へ納品されます。
オフセット印刷の網点
オフセット印刷ではデータを網点と呼ばれる小さな点のパターンに変換します。
これをスクリーニングと言い、その種類や線数(インチあたりに並ぶ網点の数)によって印刷のきめ細かさが決まります。
YMCARDでは、一般的な商業印刷よりもさらに高品質で細部の表現力が高い「高精細印刷」が標準仕様です。
オフセット印刷のメリット
1.大部数もスピーディに印刷
オフセット印刷は、大量の印刷を短時間で仕上げることが可能で、さらに大部数の印刷であればあるほど、単価も低価格になるのが特徴です。1枚の版に複数のデザインを付け合わせて印刷することで、版代のコストを抑えます。
2.美しい仕上がり
色味に関してはプリントネットではジャパンカラーを基準で印刷し、安定した品質に仕上がります。また、オンデマンド印刷等に比べてイラストや写真、細かな文字などを鮮明に表現することが可能です。
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